コモディティ

粗糖

砂糖には熱帯地域で生産されるサトウキビを原料にしたものと、寒帯地域で生産されるビート大根を原料にしたものがあります。

この中で粗糖とは、サトウキビを搾って糖汁を作り、煮詰めて結晶させたものです。それをさらに精製し、不純物を取り除いたものが普段料理で使っている白糖になります。

粗糖(続き)

粗糖の最大生産国はブラジルです。2位にインド、3位に中国と続きます。粗糖を取引する際に注目するのは、ブラジルの生産動向、インドの生産動向、消費動向、消費国の動向です。

粗糖の需要は均一です。ほぼ全世界で消費されています。アメリカ、日本、ヨーロッパなどの先進国では、近年の健康志向の影響から消費は減少傾向にありますが、逆にインド、中国、ロシアなどの新興国では砂糖の消費が飛躍的に増加しています。

ブラジルは粗糖の最大生産国なのですが、サトウキビから粗糖だけでなく、アルコールも同時に生産しています。そのため、年によっては粗糖の生産量や輸出量が増えたり減ったりします。粗糖相場の不安定要因として注意が必要です。

インドは粗糖の第二位の生産国ですが、同時に粗糖の消費大国でもあります。生産量の90%以上を国内で消費しているため、ときには生産量が追いつかず、輸入に転じることもあります。粗糖相場に与える影響は計り知れません。

粗糖の需要は均一だといいましたが、消費量の多い国を上から順に挙げていくと、アメリカ、中国、ロシアと続いていきます。

この中で、アメリカ等の先進国では消費が安定しているのですが、経済成長中のロシアや中国では突然の大量買い付けをすることがあり、粗糖相場の波乱要因となることも少なくありません。

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